古着の創造的破壊!!!

2011.08.07

暑いですね・・・ 昨日は、お休みを頂いていたので、朝から大阪へ・・・・前日は、JB、sで朝まで遊んで、そのまま不眠で向かいました。 おっさん4人でUSJに行き、夏休みの学生にまみれながらはしゃいできましたが、徹夜でボロボロのおっさんの写真を撮ってもキモいので、今回は写真無しで・・・ でっ、前回のBLOGでブツブツと書きましたが、今回は、服のシーンの話。 今、激動の時代を迎えている日本。 それは、服のシーンにも言えます。 安くて質もそこそこの商品が出回り、大型ショッピングセンターで、服以外にも生活に必要な物全てが揃う。 そして、僕が扱う、古着。 古着も今変革の時だと感じております。一時代を築いた古着というカルチャー。 アメカジという言葉と共に一台ムーブメントを築いてきました。 古着と言う言葉は、難しく、VINTAGEという、価値やレア度に比重を置いた古着。リサイクルショップなので扱われる物も、間違いなく古着なのです。 僕は、この古着と言う言葉があまり好きではありません。 古着という言葉で、VINTAGEも、リサイクルショップなので扱われている物も一括りにされてしまう。 そして、古着と言う言葉が、それを古い物にしてしまう。僕はそれが嫌なんです!!! いくら古い物でも、見たことが無い古着は、新しい感覚で向き合って欲しいのです。 年代が古いから、値段が高いから、そういう価値で服を選んでしまうと、物質的価値で物を選んでいる事になります。 それも、VINTAGEという側面から見れば、間違いではないと思いますが、僕達の扱っている物は、ファッションなんです!!! だから、僕は、自分がカッコいいと思った物が、たまたま古かったというストーリーがしっくりきます。 なぜカッコいいか?なんでこんな作りなんだろう?カッコいいなと思うもの掘っていったらそれが古着だった。 僕の場合は、それが理由で古着屋をしています。 これからの時代、カッコいい、カッコ悪いをジャンルで考えるより、単純にそれが自分にとってカッコいいのかということを、自分で導き出す時代だと思います。 だから、古着もファッションの要素の一つとして、伝えていく事が大事なのかな?と感じています。 ファッションのシーン、勿論古着も含めて、今までと同じではダメだと思います。伝わらないと思います。 これからの本当にカッコいいは、ジャンルで考えるのでなく、自分達の生き方の中にあるカッコいいでなくてはならないと思うのです。 その中にジャンルがあり、それが自分だけのアイデンティティーになっていく、そこに個性が生まれると思うのです。 僕達は、大量生産のロボットではありません。自分の好きな物を自由に表現できる人間なんです。 本当に良い物に時代は関係ない、それは、古着がしっかり教えてくれました。 何十年前の服を当たり前のように着ていますが、理由は、それがカッコいいからです。 古着は、時空を超えるのです。 みなさんは、2000年以降の服が古着、もしくはVINTAGEと呼ばれる日が来ると思いますか??? 僕の答えはNOです。 だから僕は、ジャンルで考えるんで無く、古着もファッション要素の一つと捉え表現していくのが古着の未来だと思っています。 全身50年代の服で合わせてカッコいいも大事ですが、50年代のアイテムを使って、新品アイテムと合わせて、カッコいいという感覚も大事です。 そして、外せないのがライフスタイル!!! カッコだけでは、ダメ!!!自分の好きな物やライフスタイルをファッションに反映させると、そのスタイルに説得力が出ます。 服が全身VINTAGEでもかっこ悪い人は、いくらでも見てきました。それはコスプレだからです。 全身レプリカワークスタイルの人を街で見かけると、なんとも言えない違和感を感じます。 今の時代に、上から下までカチカチのワークスタイルで、街を歩いていても、コスプレ以外何者でもありません。 だってワーカーじゃないですからね!!! そういうテイストのアイテムを使って、今の時代に合うスタイルを造る事の方が大事です!!! これから本当のオシャレを目指すならジャンルの人にならないのが正解だと思います。 そこに自分のライフスタイルなんかを合わせると、それは、コスプレではない、独自のスタイルになると思うのです。 接客するときに、なにか探してるアイテムありました?っと声を掛けると良い感じの物!っと返答される人が増えました。 ウチは良い感じのものしかありません。(笑) というのは、冗談で、スタイルを持った人と言うのは、自分の欲しい物が良く分かっています。良い感じの物と答える人は、スタイルが無く、自分の欲しい物すら分からない人が多いです。 スタイルを持つ事は、ファッションにとって、かなり重要だと思います。 みんなと同じカッコしてても面白くないですからね!!! 回りの空気を呼んで、みんなと外れない無難な格好をする。つまらないですね~~~!!! 空気を読みまくってる奴は、空気にしかなれません!!! 時には、空気を読まない、大胆さがインパクトを与えるんです!!! みなさん、自分の好きな物は、自分しか分かりません。それをはっきり好きと言い切れることを大事にしてください。 めんどくさい話を長々書きましたが、ファッションは、もっと自分本位でいいと思います!!! 自分のかっこいいをそれぞれ追求していきましょう!!! 僕は、今在る古着の文化を大事にしながらもぶっ壊し、もっと沢山の人達にファッションの素晴らしさを伝えれれば本望です。 これからが、僕の古着の創造的破壊です!!! YAKETY YAK 〒460-0011 愛知県名古屋市中区大須2-7-46 TEL&FAX / 052-201-7999 Mail / info@yakety-yak.jp HP / http://www.yakety-yak.jp